Reform Column

リフォームコラム

2017.11.27

Vol.93 屋根のリフォームで迷ったら?前もって知っておきたい基礎知識

shutterstock_146246189壁紙やフローリングなどの傷や劣化は目で確認できても、屋根の状態はなかなか確認できません。屋根は、強い日差しや雨風にさらされている場所です。安心して暮らすためには定期的にリフォームや補修が必要になります。

ここでは、屋根のリフォームの種類とその内容についてご紹介します。

 

屋根を気にせずに放っておくとどうなる?

一般的に屋根材の交換・リフォームの時期は20年と言われています。

しかし、屋根の塗装や屋根材の劣化を放っておくと、屋根より内側の部分にも影響を及ぼし、主に次のような被害が出てきます。

・天井にシミがでる

・天井のクロスが剥がれたり破れたりしてくる

・天井と接する壁紙が色あせてくる

・壁紙にヒビが入ったたり、剥がれたりしてくる

このような症状があらわれた場合、屋根に問題があると考えられるので、できるだけ早く業者に連絡しリフォームをしましょう。

 

屋根のリフォームの種類

屋根のリフォームには、「塗り替え」と「重ねぶき」と「ふき替え」の3種類があります。

 

塗り替え

屋根の基礎部分には手を加えず、塗装をし直す最も手軽なリフォームです。

塗料にはアクリル樹脂やウレタン樹脂などさまざまな種類があります。

また、塗り替える際に、温度上昇を抑える「遮熱塗装」や断熱性を上げる「断熱塗装」をするかどうかも選ぶことができます。

この塗り替えリフォームは日本瓦以外の屋根で行われます。

 

重ねぶき

現在ある屋根の上に、新しい屋根を重ねるというリフォームです。カバー工法とも呼ばれています。屋根の表面部分は傷んでいるものの、内側部分はさほど傷んでない場合にこの方法が使われます。

屋根を新しいものにする場合と比べ廃材も出ないため比較的費用を抑えることができます。

また、屋根が2層になるため、遮音性や断熱性も上がるというメリットがあります。

しかし、屋根が重くなるため、軽めの素材を選ぶことや建物自体の耐震性を十分に確認することが大切です。

 

ふき替え

屋根材やその下地も新しいものと交換するというリフォームです。古い屋根を撤去するため、新しい屋根材を自由に選ぶことができます。屋根の雰囲気がガラッと変わるだけでなく、天窓や換気扇も新たに設置できるため、現状で不具合を感じている時に非常に有意義な工事と言えるでしょう。

ほかの工事と比べ費用が高くなる傾向があり、工事の日数もかかるというデメリットもあります。

 

瓦を用いた屋根のリフォームと補修

瓦屋根をリフォームする場合は、ふき替えで新しい瓦へ交換するのが一般的です。瓦自体は30~50年もつと言われていますが、瓦を接着する漆喰(しっくい)が劣化するため注意が必要です。

 

漆喰補修(しっくいほしゅう)

瓦屋根の場合に行われる工事です。日本瓦の下に敷かれ、下地と瓦を接着する働きがある漆喰を入れなおしたり、詰めたりします。

この接着剤の働きをする漆喰を放っておくと、瓦のずれや崩れが起こり雨漏りにつながります。

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一般的に塗り替えは7~10年間隔、ふき替えは15~20年間隔、瓦の漆喰補修は約15年間隔が良いとされています。ですが、屋根の素材や塗料、地域の気候にも影響します。

屋根のリフォームの適切な時期を知るには、建設業者や不動産会社などに問い合わせましょう。

屋根はすぐにリフォームすることはできず、もし雨漏りなどが発生してもその場で直すことはできません。問題が起こる前にリフォームすることが何より大切です。

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