Reform Column

リフォームコラム

2018.03.16

Vol.107 老朽化していませんか?廊下リフォームのポイント

shutterstock_355336913部屋と部屋をつなぐ「廊下」は、日常生活の中で毎日何回も行き来する、住まいの中でも使用頻度が高い部分だといえます。

それにもかかわらず、バスルームやトイレ、キッチンやリビングなどリフォームの予定をしている方でも廊下のリフォームは忘れられている場合が少なくないのが現実です。

ここでは、住宅の中でも老朽化のスピードが速い廊下のリフォームについて考えます。

 

意外と知られていない廊下の持つ役割とは

一般的に廊下は「通路」として捉えられていますが、実はそれ以外にも廊下には次に挙げるような役割があります。

 

温度調整の役割

廊下を通って部屋を移動するとき、入った部屋との温度差に驚かされることがありませんか? 廊下の空間は使用している部屋と使用していない部屋の温度差の緩衝エリアとしての役割を果たしています。

 

音の調整の役割

リビングでの会話やテレビの音がすべての部屋に筒抜けでは暮らしやすいとは言えないでしょう。静かな環境が必要な寝室まで生活音が届かないように、廊下には音の調整をする効果があります。

 

ニオイを遮る役割

キッチンのニオイが家中に広がらないようにする効果も廊下にはあります。キッチンを広くするために廊下を短くすると、ニオイが強く感じられるというデメリットが発生することがあります。

 

廊下リフォームのタイミング

老朽化が進むとリフォームの工事範囲が大きくなり、それだけ大幅な出費が発生してしまいます。定期的に床下の点検を行っている場合は早期発見が可能ですが、多くの住宅では定期点検を行っていないのが現状です。

廊下を歩くときに「床がたわむ」と感じたときや、以前はなかった「床鳴り」が発生したときは、廊下リフォームを行うべきタイミングだといえます。

また、住まいのバリアフリー化を検討する際には廊下のリフォームを含めて計画することが重要です。

 

廊下リフォームでバリアフリー化するポイント

廊下のリフォームを検討する際に将来を考えて「バリアフリー化」を一緒に検討してみてはいかがでしょうか? 効果的なバリアフリー化のポイントは次のとおりです。

 

廊下の段差解消

小さな段差が思わぬ怪我の原因となるため、廊下内や廊下と部屋の段差解消はバリアフリー化の必須項目です。

 

手すりの設置

バリアフリー化には、廊下の利用が楽になる手すりの設置も必要です。

 

床材の変更

滑らない材質で、すり足で歩行した場合でも引っ掛かりが強くないもの、さらに万一転倒した場合でも安心なクッション性の高い床材が理想的です。

 

断熱処理

断熱リフォームを行うことで部屋と廊下の温度差を抑えることができ、ヒートショック対策に繋がります。

 

照明の増設

通路として利用される廊下は、ほかの部屋と比べて照明の明るさが抑えられている傾向にあります。単純に上部の照明を明るくする方法では、足元の影が濃くなってしまい効果的な視認性の向上には繋がりません。足下灯の設置を行うのが効果的です。

 

リフォームで廊下の利用範囲が広がる

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廊下リフォームのポイントをご紹介しました。

バリアフリー化以外にも廊下のリフォームで住環境を向上させることができます。例えば新たな収納スペースを廊下の床下に増設することで、廊下に通路としてのスペース以外の利用価値を持たせることも可能です。作り付けの棚を設置することで「見せる収納」を行うこともできますね。家族構成やライフスタイルに合わせた廊下の使い方を考えて、リフォームをプランニングなさることをおすすめします。

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