Reform Column

リフォームコラム

2018.08.20

Vol.126 【高齢者向け】使いやすい浴室のリフォームポイントとは?

高齢者の方と一緒に暮らす場合は、高齢者にとっても住みやすくなるよう、随所でリフォームを行う必要があります。特に浴室は家の中でも転倒などが起こりやすい場所です。高齢者が安心して使えるようポイントを押さえてリフォームしましょう。

ここでは、高齢者でも使いやすい浴室を作るためのリフォームのポイントをご紹介します。

 

出入り口の段差をなくす

高齢者と一緒に暮らす家づくりをするうえで、基本となるのがバリアフリー化です。浴室と脱衣所をつなぐ出入り口部分の段差を解消することで、高齢者の転倒リスクが軽減します。

ユニットバスにするのであれば、実際にショールームへ出向き、靴を脱いだうえでつまずいてしまうような段差がないか確認してみるようにしましょう。

 

ドアは引き戸もしくは折れ戸タイプにする

ドアはできるだけ広めに間口を確保して、引き戸もしくは折れ戸タイプにするようにしましょう。開き戸の場合、万が一高齢者が浴室内で転倒して動けなくなった際に、ドアが高齢者の体にあたってしまってすぐに救助ができません。引き戸、折れ戸タイプであれば、何かがあってもすぐにドアを開けることができるのです。

また、ドアのガラスには樹脂ガラスの利用をおすすめします。樹脂ガラスは一般的なガラスより割れにくくなっていますので、ガラスが割れて破片が飛び散る危険が小さくなります。

 

広さを確保し手すりをつける

浴室の面積はできるだけ広めにとるようにしましょう。ひとりで入れるのなら多少狭くても問題ありませんが、介助などが必要な方の場合、介助者が一緒に入れるスペースが必要になります。車いすを利用している場合は、最低でも1.5坪ほどのスペースがあるのが理想です。

また、浴室内には手すりを設置して、高齢者が立ち上がったり浴室に入ったりするときなどの転倒リスクを軽減させましょう。出入り口付近、浴槽の脇・中、鏡の横などに設置しておくと安心です。

 

浴室暖房などの設備を設置する

ヒートショックなどを防ぐため、浴室暖房などの暖房設備を設置するようにしましょう。入浴前に浴室内を温めておくことで、冬場の気温差を小さくすることができますし、単純に寒くても快適に入浴することができます。

また、呼び出しブザーを設置しておけば、浴室で何かがあったときに、すぐに家族を呼び出せますので安心です。

 

浴槽は低めにする

高齢者にとって、一般的な浴槽は使い勝手があまりよくありません。浴槽のふちを広めにし、高さを40センチほどにしておくと、ふちに腰かけながら浴槽に入ることができるので高齢者も安心です。

浴槽の一部分だけが低くなっているというタイプのものもあるので、そちらも検討してみるといいでしょう。

要介護者の場合は、ここで紹介したリフォームをすることで介護保険から補助金ができることもあります(高齢者住宅改修費用助成制度)。工事費用20万円を限度に、そのうちの90%まで支給されますので、リフォームの際の参考にしてみてください。

ポイントを押さえた浴室リフォームをして、高齢者にとって住みやすい住宅づくりをしましょう。

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