Reform Column

リフォームコラム

2017.11.06

Vol.89 高齢者のためにも!リフォームでホームエレベーターをつける

pixta_2591425_M高齢化社会で、家の中の段差を解消させるリフォームをする家庭が増えていると思います。バリアフリー化ももちろん大事ですが、高齢者や要介護者の生活を楽にしてくれるものに「ホームエレベーター」というものがあるのをご存知でしょうか。

「ホームエレベーター」を設置することで、高齢者や要介護者の方の生活がぐんと楽になります。

ここでは、あると便利な「ホームエレベーター」についてご紹介します。

 

ホームエレベーターとは

ホームエレベーターとは、家庭に設置するタイプのエレベーターのことです。高齢者や要介護者と一緒に暮らしている家庭、もしくは3階建て住宅にお住まいの方が設置するケースが多いです。

階段は高齢者や要介護者にとって昇り降りが大変です。しかしホームエレベーターを設置することで、足腰の弱い方や車いすを使っている方でも簡単に家の中を移動できるようになります。

エレベーターの動力には、油圧ジャッキで昇降する「油圧式」と、ロープで巻きあげて昇降させる「ロープ式」の2種類があります。

油圧式は動きがスムーズで乗り心地がいいというメリットがあります。ロープ式は油圧式と比べてランニングコストが安い、騒音が少ないなどが利点です。

サイズも2人乗り、3人乗りとバリエーションがありますので、用途に見合ったタイプの物を選ぶようにしてください。

 

ホームエレベーターの設置法

ホームエレベーターを設置するには、大きく分けて「屋内に設置する方法」と「屋外に設置する方法」の2通りあります。

 

屋内に設置

屋内に設置する場合、比較的工事が楽な方法に「押入れエレベーター」というものがあります。1階の押入れの真上に2階や3階の押入れがある場合に設置でき、押入れの床を抜くだけでエレベーターを設置できるため、比較的工事が簡単です。

 

屋外に設置

エレベーターシャフトを増築して、屋外にホームエレベーターを設置します。増築することになりますので、エレベーター設置の確認申請のほかに、増築工事としての確認申請が必要です(10㎡以下の増築面積であれば一定の条件を満たせば不要)。

 

ホームエレベーター設置の注意点

便利なホームエレベーターですが、設置する場合には、ぜひ押さえておきたい注意点があります。

 

確認申請が必要

ホームエレベーターを設置する場合、エレベーターの確認申請が必要になります。リフォームであれば、建物の構造補強工事をおこなわなければいけないこともありますので、できるだけ早めに業者に相談するなどしましょう。

 

メンテナンス費用がかかる

ホームエレベーターの設置にかかる費用(本体価格+工事費用)は、だいたい200万円~400万円と言われています。しかし、忘れてはいけないのがランニングコストで、使用頻度にもよりますが、だいたい月々300円~600円ほど。また、ホームエレベーターは設置後の定期点検が義務付けられており、メンテナンス費用もその都度かかってくることを知っておきましょう。施工業者によりメンテナンス費用は異なりますので、事前に業者に聞いておきましょう。

Disability stairs lift facility Public accessibility Universal design

Disability stairs lift facility Public accessibility Universal design

従来に比べて価格面でも機能面でも導入しやすくなったホームエレベーター。設置することで高齢者や要介護者の生活が格段に楽になります。ご家族に足腰の弱くなっている方がいるようであれば、ぜひ一度リフォームでホームエレベーターを設置することをご検討ください。

リフォームショップセイズは、
性能とデザインを両立させた
フルリノベーションをメインに
展開しております。

リノベーションメニューはこちら

SNSでこの記事をシェアしよう!

  • facebook
  • LINE
  • twitter
コラム一覧へ

カテゴリー

月間アーカイブ

月間アーカイブ

TOP