Reform Column

リフォームコラム

2018.06.25

Vol.118 原因は窓?熱中症対策のための部屋づくり

これからの季節、気を付けたいのが熱中症です。屋外を歩くときは帽子をかぶったりこまめに水分補給をしたりするなど、熱中症の対策を行うことも増えてくるでしょう。

実は、熱中症になるのは何も屋外に限定されたことではありません。

熱中症が最も多く発生するのは屋内、特に住宅内なのです。

 

「家にいるから安心」だという油断で、家にいるときはあまり水分補給もしないかもしれません。住宅自体が熱中症に陥りやすい構造になっている場合は、特に気を付ける必要があります。

今回は、熱中症のしくみと、室内で起こりやすい理由、原因について紹介していきます。

 

熱中症とは

熱中症とは高温の環境に長くいることで、引き起こされる症状のことです。体温が上がると、人間の体は皮膚の表面から熱を放出させようとします。汗をかくのはそのためです。人の身体は汗を蒸発させることで体温調節しているのですが、それでも体温が下がらない場合は、血液を体表面に送ることで体温を下げようとします。しかし汗をかいていることで体内の水分量が少なくなっているため、その影響で、心臓や脳へ送るための血液が不足してしまうのです。

それにより充分な体温調節も血液循環もできなくなり、倦怠感、嘔吐、頭痛といった熱中症の症状が起こります。

 

熱中症が起こりやすいのは室内

冒頭にも書きましたが、熱中症が最も発生しているのは室内です。

エアコンをつけず閉め切った部屋の中は、真夏であれば風のある屋外よりも気温が高くなります。

昼間はエアコンをつけていても、就寝時はエアコンを消すという人が多いでしょう。寝ている間に人間は大量の汗をかきます。そのとき室温が高くなると、熱中症になってしまうリスクが大幅に高まってしまいます。特に子どもや高齢者は体温調節機能が弱く、比較的熱中症になりやすいので注意が必要です。

だからといってエアコンをつけっぱなしにすると電気代も気になりますし、エアコンが苦手な方もいるでしょう。

自宅で熱中症にならないようにするためには、熱中症にならない家の構造を作る必要があると言えます。

 

原因は窓にあるかも

実際、エアコンをつけるだけでは完全な熱中症対策にはなりません。いくらエアコンで室温を下げても、窓に問題があると熱はいくらでも内部に侵入してきます。

 

断熱性の高い窓を取り付けるのが一番の対策と言えます。

また紫外線カットの機能が施された窓や、紫外線カットシールなどを貼るというのも効果的だと言えます。強い日差しをカットできますし、紫外線も大幅に遮断することができるので、熱中症対策のほかに日焼け対策にもなります。室内の明るさをそのままにしつつ、冷房効果をアップさせられますので、省エネにもなりますよ。

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熱中症予防には水分補給なども大切ですが、それと同じくらい環境づくりが重要です。いくら水分を補給しても、飲んだ先から汗になって流れてしまっては効果がありません。まずは部屋の中の熱を下げる必要があるのです。

 

窓リフォームのほかにも、遮光カーテンを取り付けるという方法もあります。また、窓の外側にヘチマやゴーヤなどつるのある植物を茂らせて日差しを遮断する「グリーンカーテン」を作るのもひとつの手です。

室内で熱中症にならないためには、まずは熱の出入り口である窓を工夫する必要があります。ここで紹介したことを参考にして、しっかりと熱中症対策をしてください。

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