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Vol.100 キッチンに勝手口を取り付けるメリット

キッチンと外をつなぐ「勝手口」。かつてはキッチンに勝手口があるのが一般的でしたが、最近では土地の狭さなどを理由に勝手口をつけない家も増えてきました。しかし、キッチンに勝手口があることにはいろいろなメリットがあるものです。これから注文住宅を建てる予定の方は、勝手口の設置についても検討してみることをおすすめします。

キッチンに勝手口を設置することのメリットを見ていきましょう。

 

裏口として利用できる

家の出入り口が玄関だけの場合、家の裏庭に出るときや、家の裏に駐車している車に乗るときなどに、表の玄関から家を出て裏に回り込まなければならなくなります。

 

キッチンを家の裏側の位置にあたる場所に作り、勝手口を設置することで、そこを裏口として利用することが可能です。わざわざ遠回りすることなく家の外へ出られるようになります。また、買い物から帰ってきたときも、大荷物を持って玄関まで行くことなく、すぐにキッチンに入ることができるので便利です。勝手口の外に生ごみ用のゴミ箱を置いておくことで、料理で出た生ごみをすぐに屋外へ出すことができるというのも、勝手口のメリットでしょう。

 

採光・通気がしやすい

窓のついた勝手口にすることで、家の外から自然光を取り入れやすくなります。キッチンがリビングやダイニングから隔絶されたところにある場合、キッチンはどうしても閉鎖的な空間になりやすいものです。陽の光が注ぎ込むことで、料理中のストレスも軽減してくれるでしょう。

 

また、料理をしていると、キッチンやリビング、ダイニングにニオイが充満してしまうことがあります。勝手口を開けることで通気をよくし、ニオイを外に追い出せるのも、勝手口設置の大きなメリットです。

 

緊急時の避難経路が増える

火事や地震があったときに、出入り口が玄関だけでは不安があるものです。地震の揺れで玄関ドアが歪んでドアが開かなくなることもあるでしょうし、倒れた家具などで玄関まで向かうことが困難になることもあるかもしれません。

キッチンに勝手口を作っておくことで、そのような緊急時の避難経路を増やせるのです。

 

勝手口を設置するにあたって知っておきたい注意点

メリットが多い勝手口ですが、設置するにあたって知っておきたい注意点もあります。

 

キッチンが寒くなる

勝手口があることで、冷気がキッチンまで入ってきやすくなります。寒さが苦手という方は暖房器具を設置するなど対策をする必要があります。

 

利用できるキッチンスペースが狭くなる

勝手口を設置することで、キッチン壁部分の一部が出入り口になりますので、その部分はキッチンとして使えなくなります。棚を置くスペースを確保したいという方は、ドアの位置についてしっかり検討するようにしましょう。

 

防犯性が下がる

出入り口が増えることで、空き巣などの侵入経路が増えることになります。玄関だけではなく、勝手口についてもしっかり防犯対策をするようにしましょう。

 

いくつか注意しておくべきポイントもありますが、キッチンに勝手口を設置することにはたくさんのメリットがあります。生活の利便性が増すものですので、注文住宅の購入を予定している方は、キッチンに勝手口を設置してみてはいかがでしょうか。

セイズは、デザインと機能性を両立させた
高耐震デザイナーズのZEH住宅を造り続けています。

  • 5年連続受賞 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー
  • ZEHビルダー(プランナー評価:最高評価)
  • 7年連測受賞 SW工法の施工棟数全国ナンバーワン
  • 省エネ住宅(BELS評価:最高等級)

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