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Vol.10 「耐震等級」1・2・3でどう違う?耐震の基礎知識!

2016.06.25(土) | 家づくり | 気密性・断熱性

No010_img01_600x400近年「耐震」という単語を何かと聞く機会が多いことでしょう。
耐震とは、文字通り地震に耐える性能のことを表します。
今回は「耐震等級」という 耐震性能のランクを表す言葉について触れていきます。
地震の多い日本では、住宅を購入・建築される際に必ず知っておきたい情報です。

■地震で倒れやすい家とは

まずは地震で倒れやすい家についてお話しします。ここ数十年で数度にわたり大規模な地震が日本を襲いました。地震で住宅が倒壊したのは、少ない耐久壁と土台からの柱抜けが原因だったいう調査結果が出されています。柱抜けを引き起こす要因となったのは、柱や梁・筋交いなどで構成される耐久壁が異常に少ないこと、そして配置のバランスが悪いことです。
また縦揺れの地震が起こった時には、土台からは柱が抜けて簡単に倒壊したとも考えられています。
そうした地震で崩れた家の構造などを参考にし、建築基準法は改定され続けています。特に壁量のバランスと壁を補強することに関しては、一部義務化されています。

■耐震等級とは

耐震等級とは、建物の強度を表す1つの指標です。品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に沿った住宅性能表示で、3つの段階に分かれています。

【耐震等級1】(建築基準法の耐震性能を満たす水準)

・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
※建築基準法ギリギリに設定されている場合には、震度6~7程度の地震に対して損傷を受ける可能性がありますのでご注意ください。

【耐震等級2】

・等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる
※主に学校や病院などの耐震性能が等級2です。

【耐震等級3】

・等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる
※主に消防署や警察署など防災の拠点となっている建物は等級3です。

■耐震等級は家を建てる人が決める

No010_img02耐震等級は、住宅の持ち主や買い手に対して、分かりやすく建物の耐震性能を示すために制定されたものです。
分譲住宅の場合は、ハウスメーカーや工務店ごとに耐震等級が決まっている場合が多くありますが、注文住宅における住宅の耐震等級は、家を建てる方が最終的に選ぶことになります。

 

住宅の建築に取り掛かる前の打ち合わせの段階から、建築士などに対して耐震等級の相談をしておくと良いでしょう。
家の間取り(プラン)が完成した後に耐震等級を上げることを要求すると、壁の量が増えていくことがあります。ちなみに住宅の耐震等級を高めるために選択される方法は以下の5つになりますので参考にしてください。

 

・壁を強化
・床と屋根を強化
・柱と梁の接合部を強化
・基礎を強化
・梁の強化

 

現在、耐震等級1(建築基準法の耐震性能を満たす水準)レベルでは、大きな地震が起きた場合、耐震性に不安があります。最低でも耐震等級2、耐震等級3が必要という考えがある他、それに加えて、「制震」「免震」といった性能も考慮されることをオススメします。
耐震等級

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