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ドイツエコライフ最終日 パッシブハウス

2010.2.23

ドイツエコライフ3日目(最終日)Sw会

2月12日朝カーテンを開けてみると一面が雪景色に変わっていました。

ドイツではいつもこんな光景なんだろうとも勝手に決め付けていましたが

聞いてみるとこの大雪は60年ぶりとガイドさんが興奮気味に教えてさました。

雪


大雪だろうが大雨だろうが視察をやめるわけにはいきません

8:30分にホテルを出発して向かった先はプラスエネルギーハウスの発案者

ロルフ・ディッシュ建築家の自宅兼事務所です。

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この建物は「ヘリオトロープ」日本名「樹木の家」と名付けられているそうで

写真の通りこの円形の4階建てはなんと木造です。

そして太陽光をフルに活用しお湯まで沸かす余った電力は売っている最先端の家なのです。

しかもこの家は築16年だというのでそんな前からエコに取り組んでいることが凄いと思いませんか、

まだまだこの家には仕掛けがあって太陽の方向に向かって回転するんですよ。驚きました。

3 ご案内係はこの建築家の奥さんが行ってくれました。

かなり厳しそうなお方で我々が視察中の私語対しイライラしている感じでした。

でも約一時間家のシステムについて細かく説明をいていただきました。

(笑顔でお話ししていますが、本当に怖)

http://plusenergiehaus.de/






それから向かった先はこの技術を進化させて造られた賃貸アパートです。

7 屋根には全面ソーラーパネルが設置されていましたが、

よく聞くとそのソーラーパネルが屋根だそうで一石二鳥って感じですね

でも見てくださいよ、これが賃貸住宅ですよ

私もこんな賃貸住宅を作りたいですね、

写真がうまく取れなかったので模型の写真を見ていただけるとわかると思います。



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13 それからそのアパートの幹線道路側に商業施設も建っていて3階まではスーパーや事務所

その上のペントハウスが集会場や住居となっています。

そのペントハウスで約一時間プラスエネルギーハウスの説明やパッシブハウスとの違いを聞かせていただきました。

この細かい違いについてすべてをまとめてレポートさせてください。

上のほうに見えるペントハウスです。

その中の様子がしたの写真になります。



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簡単にお話しすると

①    パッシブハウスは限りなく自然のエネルギーを利用する住宅(コスト低)

②    プラスエネルギーハウスは太陽光エネルギーを消費量以上に発電させ余った

電気は電力会社を通じてドイツ電力として供給している住宅(コスト高)

しかしどちらも住宅性は高く 幾ら自然のエネルギーを利用したからと言っても住宅の性能が

低ければまたそこでロスが出るということなのです。

これは言われてみれば当然のことですよね 日本では今、オール電化、太陽光発電などの

普及促進に国も援助しながら進めていますが、まず改善しなければいけないことは住宅性能を

UPさせるシステムを構築させる事です。物づくりでは間違いなく日本が一番だと思っています。それは家電だけではなく、家もそうだと思います。

その根拠は細かい仕上げや現場の清潔さなどもそうですが、住宅を作る立地から考えると最悪な立地で家やビルなどを考えて作ってきているのだから、

ヨーロッパには地震もない狭小地も少ない耐火も規制緩い、地下の環境も良い(水が出ない、土壌がさらさら)

などと立地環境に本当に恵まれているのです。

私たちの家づくりはいつも湿気と戦ってきています。

弊社採用している家の建て方(工法)の中でもっとも優れているにはスーパーウォール工法です。

今回の視察は全国SW会20名で行き 視察目的はSWヴェージョンアップを図る目的で行きました。

日本でもそれぞれの地域によって家の建て方が違います。

北海道と九州では家の建て方が違うことを想像してください。温度だけなら簡単です。

気密性を保ち湿気をどう逃がすかが難しいのです。

ただ気密を高めるだけだと湿気がこもり対策をしなければ数年後にはシックハウスになってしまうでしょう

私の急務としてセイズ仕様の断熱・気密・熱交換(地熱)施工の品質向上に今一度取り組んで一日も

早く日本番パッシブハウスを完成させたいと思います。是非ドイツの認定も取ってみたいですね


この視察で私自身が感じたこと それはエネルギーのことをもって知りどうしたら本当のエコになるのか見極められるようになりたい

ドイツではエネルギーコンサルタントが7000人いると聞きました。80時間の講義を受けテストに合格すると資格がいただけるらしく、

さっそく日本にもそんなものはないか探ってみたいと思います。

エコを語る前にもっとエネルギーに対し知識を得て順番に課題に取り組んでいきます。

今回得た情報や知識をセイズのセミナーでお話したいと思っていますので是非みなさん聞いてください。

たくさん良いお話ができると思います。

今回の滞在期間は三日間と一日で最終日は午前中のみフライブルグを観光することができました。

1917

1812

それから魔の移動がまっていました。

電車移動2時間

フランクフルト空港街地時間 2時間

飛行機移動 韓国まで 10時間

仁川空港 待ち時間6時間

成田まで 2時間

自宅まで1時間

合計 23時間の移動時間です。さすが辛いです。

今回の視察に誘ってくれた (株)トステム 桝屋さんには本当に感謝しています。

ありがとうございました。

またSW会の皆様にも色々お世話になり良い視察をすることができました。

ありがとうございます。また気合いを入れて頑張ります。

ダンケシェ


STAFF PROFILE

及川 達也

役職:代表取締役 社長

出身地:東京都江戸川区

趣味:フットサル、ゴルフ、旅行、語学

私達のモットーは、出会いに感謝し、皆様の目線を守り続け、誇れる家創りをすることです。
皆様と一つになり、永く愛していただける家を一緒に創っていきたいと思っています。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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