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2013 エコ住宅修行 in スイス&ボンジュール④

2013.11.11

午後は2,600円のランチでお腹がいっぱいになったところで向かった先は

setz-architektur へ スイスでエコ住宅設計といえばセッツさん

 

スイスでは数多くのプラスエネルギー住宅を手掛けているお方で

そのセッツさんの事務所に伺いいろいろとお話や建物を見学させていただきました。

まず、セッツアーキテクチャー事務所で事例を含めた講演を約1時間行っていただきました。

写真は一階が事務所で上が賃貸住居になっています。

 

 

 

 

 

毎年 こちらの設計事務所はスイスから

エコ住宅部門で毎年表彰されていると言って

いました。とても名誉ある賞ですね

 

 

 

 

 

 

 

セッツさんは6つの事例を挙げて説明をしてくれました。

3つはリフォームと3つは新築を事例に挙げ

その中のひとつは自社所有で同じ敷地に建っている賃貸住宅を紹介してくれました。

 

 

 

 

 

一つの新築事例です。

一番上から

太陽光で発電したエネルギー量 15,860Kwh

家で使用するエネルギー量      4,494Kwh(暖房+換気+家電)

余剰電力               11,366Kwh=電気自動車75,000キロ分に相当する

 

 

 

この家がどれだけプラスエネルギーになっているかを電気自動車の走行距離で表すのが とても分かりやすですね

こういった例を6つ話してもらい参加メンバーは目からうころ状態でした。 注目すべき点は太陽光による発電量ではなくて

家で使うエネルギーが凄く低いっていうところです。このくらいのエネルギーで済めば太陽光が大きくのらない葛飾でも現実的に感じます。

ただ 日射取得量も大きく違うので一概には真似はできませんが、素晴らしいですね

次はセッツさんが自社所有している三世帯のアパートの中を見学させてもらいました。

もちろん中には居住者がいるのですが、私たちを快くむかえてくれました。

この賃貸住宅とても面白い仕組みで光熱費が一定額までは家主負担と言ってました。

一日の電気と給湯エネルギーを表示してそれを超えると自腹らしいです。

これがそのメーターです。非常にシンプルで

Wが給湯でHaが電気だそうです。

このメーターを見てセッツさんがこの人まだお風呂に入ってないなと

ニヤニヤしながら言っていたのが印象的です。

この仕組み面白い 葛飾でも光熱費込み住宅作るかな

 

 

 

この住宅の外部写真裏側から

前から見ると2階建て後ろから見ると地下もあった

構造はブロック造だと理由は隣が木造だから基準法で

木造が建てられないと言ってました。

 

 

 

 

これが2階の住居部分 写真では分かりづらいけど

かなりハイセンスでこの方男性ひとり暮らしっぽい

この人見た目は巨人でスキンヘッド

部屋を見ると家電と車オタクなんですが、家の中は高級ホテル以上の

ハイセンス 日本人には理解できないこのミスマッチ 不思議

 

 

 

ここは地下一階

面白いことに各部屋の倉庫が用意されいた。

臭いものには蓋をしろ的な感じです。

どこの家に行ってもお部屋がスッキリしていて

その訳は日本と違い倉庫が別にあるのかー と納得しちゃいました。

赤いボックスは太陽光のパワコン3台 右の主装置みたいなボックスは

ネット環境が変わっても対応できるように作ったハブだそうです。

ここから3世帯の電気や給湯使用料データをメインPCに送っていたんだと分かりました。

HEMSみたいなものですね

ちょっと画像が悪くてすみません。

地熱用ピートポンプ貯水タンクだったと思います。

ヨーロッパは地熱利用が頻繁に行われています。

スイスでの地熱は一般的に15度位の安定した温度をヒートポンプを利用して

お湯を温めて家庭で使うお湯や床暖に利用しているそうです。

これは日本でも可能ではないかと思うのですが、松尾先生いわく

「ヨーロッパは地熱を利用するための工事が格安で出た土などの処理も安いからできるんだ」と

確かに私も前に地熱利用した住宅を建てようとトライしましたが、そのコストにビックリしてやめました。

その時の掘削する深さは5Mでした。ちなみにスイスでは118M地下の地熱を利用するそうです。

そんな深く掘る必要があるのかなと思いましたが、温度が0度の水を40度にするのと地熱を使って温度15度

を40度にするのとではエネルギーを使う量が全く違うので考え方としては素晴らしいです。

私たち葛飾では太陽熱を利用した温水をおすすめします。冬も40度近くまで温度が上がり4月から10月までは70度くらいまで温度が上がるので

地熱よりもやすく簡単にお湯がつくれます。お話は戻しまして セッツさんの説明は滝川先生の通訳のお陰でとてもわかりやすく

松尾先生の補足が理解を深めこれもまた記憶に残る研修となりました。

さお次は本日最後の住宅展示場へ向かいました。

つづく

セイズ株式会社

及川 達也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

STAFF PROFILE

及川 達也

役職:代表取締役 社長

出身地:東京都江戸川区

趣味:フットサル、ゴルフ、旅行、語学

私達のモットーは、出会いに感謝し、皆様の目線を守り続け、誇れる家創りをすることです。
皆様と一つになり、永く愛していただける家を一緒に創っていきたいと思っています。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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