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明るい家とは(採光を取り入れる為の設計)
2008.9.21
狭小地で住宅を建てる場合に考えなければならないのは何でしょう? いろいろ考えられますが
不動産会社は間取り優先、設計会社は光を優先、建築会社はどちらにも属さない説明が付けられない家(オーバーな話ではありません)
ちなみに簡単な事例を挙げてみます。
お客さんは30才代の家族夫婦と子供2人 要望は3LDKがほしい
1、A不動産は15坪の土地に3LDK車庫付きのプランです。でも1階と2階の奥のほうには光が入らない
2、X設計は同じ立地で2LDK車庫付きプランです。でも明るく空間利用した家です。
結果悩んだ末にA不動産から家を購入することに決定しました。やっぱり子供に部屋を与えてあげたいという親心です。
決して選択ミスではありませんが、ここでちょっと聞いていただきたいと思います。
A不動産のプランにX設計の光を取り入れればよいですが、どうしてこの両者が融合できないか、それは職業柄まったく噛み合っていないからです。
不動産は現実主義(3LDKが建つんだからこれで満足であろうと考える)設計は理想主義(この狭小地でもこのくらいの光が入らないと生活が成り立たないと考える)私は両社とも正しいと思いますちゃんとした設計者と現実的に家を提供する不動産が話し合いを持ちユーザーさんに喜ばれる建築手法を考案すべきだと
思います。
ここで私の考える光の取り入れ方を紹介します。
3階の北側の部屋に南からの光の入れ方です。
南の屋根よりも北の屋根を高くしてそこに窓を入れます。(かなり有効です)
北側斜線や道路斜線でごらんのとおり屋根で窓が取れないとあきらめずに窓を入れてみましょう
こんな小さい窓でもこんなに明るい
これは写真をみて光の入り方がわかりますよね
YKKのCMでもサッシは家をデザインするなんていっていませんでしたっけ
このように窓をたかくして光を入れることと家具の配置がとてもしやすくなるはずです。
これはなんのために階段とリビングにガラスの棚を設けてるかわかりますか?
リビングに差し込む光を利用して1階の階段室や玄関まで光を落としているのです。また三階から入る光を今度はリビングに入れる
狙いがあります。しかも広く感じますしデザイン的にも喜ばれています。
最後は私が大好きな螺旋階段です。
この写真のサッシに注目してください。螺旋階段室イコール吹き抜けです。
1階~3階まで螺旋で上る壁全面にサッシを入れると完全に光が差し込み明るい家が完成します。本当に有効な手段ですが、
最近では鉄の高騰で頭を悩ませてくれています。しかしどうしても光を取り入れる場合はこれです。
話は変わりますが、最近の話 某大手広告代理店の女性営業がこう私にアドバイスしてくれました。「一般住宅に螺旋階段は如何なもんでしょうか?」
色々な考えを持った方がいて当然ですが、あえて今回光の取り入れ方についてご説明させていただきました。
それにはそれぞれの何か意味を持っていること知ってもらえるのではないかと
冒頭で例をあげて見ましたが、絶対明るい家は長く住める家でもありますので、皆さんの家を探す優先順位の中に「光」を入れてみてください。
STAFF PROFILE


及川 達也
役職:代表取締役 社長
出身地:東京都江戸川区
趣味:フットサル、ゴルフ、旅行、語学
私達のモットーは、出会いに感謝し、皆様の目線を守り続け、誇れる家創りをすることです。
皆様と一つになり、永く愛していただける家を一緒に創っていきたいと思っています。皆様のご来店を心よりお待ちしております。