セイズの住宅関連・イベントと住宅情報
BLOG
スタッフブログ
気密テスト公開しました。
2010.10.8
昨日10/7 午後1:00より亀有2丁目にてセイズ新ブランド zero-eの
気密テストが行われました。結果をお伝えする前に
ここで気密って何?もう一度おさらいしたいと思います。
一般的に私たちの住む東京では 気密にこだわる建築会社は数は少なく
その理由としてはコストの問題と技術的な問題です。
しかし昨今の省エネが騒がれている時代の中で 何をすれば省エネ住宅というのか
考え方は色々ありますが、私は世界最先端の省エネ大国ドイツに見習いすぐできる省エネ住宅を推進しています。
それは大原則として高気密・高断熱・計画換気がこの3つ備わった住宅
今、日本国が進めている次世代省エネ基準はハッキリ言って断熱性能を上げる事だけに焦点を絞っています。
これは省エネ住宅のまねごとです。悪いことでは有りませんが、もったいないと感じます。
どうして日本は断熱だけなのと疑問を持たれるますよね それは高気密住宅を造ることが難しいからです。首都圏の工務店さんには
ハードルが高いのです。日本の寒冷地(北海道、東北地方)の家は高気密高断熱住宅は当たり前で 東京は現状レベルが低い
それではどうして気密にこだわるのか?
まず前提に断熱の良い家があるとしましょう 次は気密です。この気密とは家の隙間です。隙間が少なければどういう効果が
生まれるか説明します。
まずは悪い例
隙間の多い家
隙間から家の中に空気が侵入する
① 夏は湿気も入るので室内温度の管理が難しくなる
② 冬は部屋の空気が外に出てしまい室内温度の管理が難しくなる
③ 上記①②の調整を行う為に電力やガスなどエネルギーを無駄に使う=光熱費UP
④ うち壁と外壁の内部に湿気⇒結露が発生するカビの シックハウスの誕生
⑤ 換気が計画的の出来ない これは隙間が多いと空気の良い流れを作ることが不可能
隙間の少ない家
上記の①~⑤ 全て逆の効果を得る事ができます。
高断熱を生かすために気密を高めて室内温度・湿度がコントロールできると考えてください。
この考え方は省エネ住宅に不可欠な話です。どんな住宅工法でもこの理論は同じです。
決して難しい話では有りません。高気密・高断熱・計画的な換気 この3つが揃って初めて省エネ住宅がスタートするのです。
私たちが作るzero-eはこの性能を持っており これから未来に向けて 太陽光・地熱・風力など自然なエネルギーを有効に取り入れ
co225%削減を手に入れる事が出来るのです。
残念ながら私の知っている分譲会社でここまでやっている数社です。これが現実なのです。
さて話は弊社分譲地 亀有2丁目 zero-e 気密テスト公開の話に戻ります。
昨日現地に集まった
大工3名、営業2名、お客様1名、トステム営業2名、検査員1名 私
合計10名でおこないました
気密の多い少ないの値はC値と言います。
(C値とは建物全体の総相当すき間面積を実質床面積で割ったもの)
高気密住宅と言われるC値は1.0以下です。
それぞれのC値を知ってください
首都圏の一般的な住宅のC値 5.0以上
大手ハウスメーカーC値2.0~5.0以上(実際測定しないので予想値です。)
セイズzero-e c値0.5~0.7以下 (毎回工夫して目標0.4以下)
検査方法はこの機械で測定します。
建物を閉切り この測定器は大型換気扇をイメージしてください。
中の空気を外に排出して隙間から入ってくる空気量で判定します。
ドイツは逆で空気を中に入れて行っていました。日本と海外でこういった部類はよくあることですよね。
そして判定結果は
C値0.52でした。この家の隙間は6.9㎝×6.9㎝です。 合格!
これが一般的な家だと69㎝×69㎝ですよ なんと10倍 恐ろしい
今回最高記録を出した。大工 吉野さん、馬場さん、花田さん
ご苦労様でした。C値0.6を切ったらいっぱいご馳走すると約束してしまったので
気持ちよく一杯やりましょう。大工さんたちも仕事を愉しんでやっています。
新しいことに嫌な顔せずに取り組んでくれています。本当に感謝ですね
それでは次回C値0.5を切れるように頑張りましょう!
STAFF PROFILE


及川 達也
役職:代表取締役 社長
出身地:東京都江戸川区
趣味:フットサル、ゴルフ、旅行、語学
私達のモットーは、出会いに感謝し、皆様の目線を守り続け、誇れる家創りをすることです。
皆様と一つになり、永く愛していただける家を一緒に創っていきたいと思っています。皆様のご来店を心よりお待ちしております。