選択と集中　　　　【葛飾区のデザイナー住宅はセイズ】

シティグループが個人向け証券事業「スミスバーニー」をモルガン・スタンレーに売却するとの報道がありました。あらゆる金融商品を取り扱うビジネスモデルを見直し、「選択と集中」を行うそうです。

企業の安定収益源になっている部門は確保し、それ以外の部門はスリム化を図り、リストラをしていくのでしょう。

日本の企業でも、『東芝が、富士通のハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）事業を買収することで基本合意した。富士通は赤字のＨＤＤ事業から撤退する方針で、残るディスク生産部門についても昭和電工に売却する方向で本格交渉に入る。』と、報道されています。

景気後退局面にある今は、あらゆる分野に手を出して、規模を拡大させるのではなく、収益を稼げる部門を選択し、その部門に特化させることが、企業存続の鍵になるのでしょうか。

ただ、研究・開発費が掛かったとしても、新たな収益を稼げる新しい分野も作り出さなくては、景気局面が変わった時に企業は対応できなくなってしまうような気がします。