Reform Column

リフォームコラム

2017.08.07

Vol.75 いくらぐらいかかる? 耐震リフォームの相場と内容

pixta_25656140_M地震大国である日本。地震の多い日本では、建物に十分な耐震補強をしなければいけません。住宅が木造であったり、築年数の古い場合は、地震に備えて耐震補強を検討している方もいることでしょう。

ここでは、耐震リフォームの相場と内容を紹介していきます。

 

場所や規模によって費用が異なる

耐震リフォームは、数十万円で済むものもあれば、数千万円もかかる大掛かりなものもあります。

一般的に耐震リフォームは、危険だと指摘された部分を補強していくパターンが多いです。

また木造でよくあるリフォームには瓦屋根の張り替えがあります。和瓦の屋根(面積85㎡)を軽量な素材に張り替えた場合、費用は100~120万円かかるのが一般的です。

 

予算ごとのリフォームの例

費用:約50万円

工事内容:外壁に補強材(ブレース)を取り付ける工事

耐震リフォームは建物の内側と外側の両面で多様な工法があります。

内側の見た目を変えたくない、今まで通り暮らしながら耐震リフォームしたいという方もいるでしょう。そのようなときに外部からブレースを取り付けて強度を上げる当工法が使われます。ブレースとは鉄製の筋外のこと。これがあることで、建物の靭性とせん断耐力を向上させることができます。

 

費用:約65万円

工事内容:外壁の柱・土台に耐震パネルを取り付ける工事

家の外壁材を剥がして、柱とその土台に耐震パネルを取り付ける工事で、柱と土台の結合を補強して耐震性を上げるリフォームになります。

 

費用:約120万円

工事内容:屋根のふき替えや、外壁全体の補強または外壁を作り直す工事

日本の特徴である瓦の屋根は、家の重心を上に上げてしまいます。重心の高い家は地震が発生した際に大きく振れやすいため、注意が必要だと言えます。屋根の素材を軽くすることで家は揺れにくくなり、耐震性が高くなります。

 

耐震工事の融資では金利も補助される?

利用目的が耐震リフォームの場合は、自治体や金融機関によって融資を補助してくれるケースがあります。

たとえば東京都江東区では耐震工事を行う際に住宅金融支援機構から融資を受けた場合に限り、金利の1.5%の金額を補助してくれます。

他の金融機関でも耐震工事の場合のリフォームローンやプランを用意していることがあります。

また耐震性能を強化すると、地震保険が安くなる事もあります。ぜひ、耐震リフォームを検討する際は保険の内容や融資を受ける銀行に問い合わせてみましょう。

 

pixta_5918118_M一般的に耐震リフォームを行って実際にかかる金額の平均は約150万円前後と言われています。これまでに紹介した「瓦屋根のふき替え」と「壁の補強」をあわせて行った金額だとみられています。

やはり注意が必要なのは築年数の古い瓦屋根の家。古い家ほど家の壁が少ない傾向があり、重い瓦を使った屋根の影響を大きく受けてしまうと考えられます。

しかし実際にどんな家がどれほど危険かどうかは、素人の目では判断が難しいのも確かです。一度、専門家に相談し、どのような耐震補強が必要かみてもらうことをオススメします。

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